“Les enquêtes de Setna” (Christian Jacq)
スーパーの本コーナーでも目にしていたベストセラー(になると思う)。
エジプト考古学者でもある著名なフランスの作家が書いた冒険小説。
舞台は古代エジプト、ラムセス2世の時代。
主人公はラムセス2世の息子の一人であるカエムワセト(Setna)。
“La tombe maudite”を読み終わる頃になるまで気づかなかったんだけど、これ続きもの!
1巻の終わり頃に、「これ、終わるどころか、ここから大変な感じなんですけど」って思ったら、4巻で完結するお話でした。あたしはてっきり、各巻でSetnaがそれぞれ違う事件を扱うと思っていた。
全部読んだ感想は。
1巻はおもしろかったんだけど、以降冗長気味。
全4巻は絶対にいらない。
(知ってることを)繰り返し説明する部分が多すぎるし、挿絵とかも無駄に多いので、長編で軽く一冊にまとまる小説だと思う。というか、一冊にまとめてほしかった。
内容はかなり軽めです。
魔法とか呪いとか普通に出てくるし、神様(化身含む)すら出てきたりする。
実在した人物をつかった、もちろんフィクションだけど、当時のエジプトの歴史的なできごとやラムセス2世のまわりの人たち、生活などはゆるく想像できてそれはたのしかった。
(ジル君は1冊終わったところで挫折。Setnaのお兄ちゃんRamessouにストレスに感じたかららしい。あのゆるさでストレスか…)